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About

つゆくさ農園について

つゆくさ農園のある熊本県北部の荒尾市は、有明海と小岱山に挟まれた、果樹園や畑、田園風景の広がる場所です。
そんな小さな小岱山のふもとで畑4反、田圃1町4反、たけのこの山2反を祖父母から受け継ぎ農業を営んでいます。
この地で野菜が本来の生命力を発揮する野菜づくりや、多様性豊富な循環型農業を目指し、
少しでも自然と調和して生きていけるよう、農薬や化成肥料有機肥料は使わずに
菊池川の河川草を積み重ねて出来た野草堆肥を主として使い、土づくりを行っています。

豊かな土壌中では様々な微生物がより良い関係で互いを活かし合い、
おいしく元気なお野菜たちは、そんな多様性に満ちた土壌によって育まれます。
そんな環境づくりの手伝いをするのがわたしの仕事、という心構えでいます。

同じように、地産地食を根本に、
食卓とそれを囲む人々のことを思う生産と、畑や四季が見える食卓をもつ生活者、
そんな良い関係で互いを活かし合う、顔の見える関係を築けたらと思っています。

様々な出会いに感謝し、自然も地域も循環していく農業を目指し、
愛情いっぱいに育んだ、生命力の溢れる美味しさを皆さんにお届けできたら嬉しいです。

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つくっているお野菜

かぼちゃ、じゃが芋、にんじん、玉葱、水前寺菜、肥後むらさき、翡翠なす、真黒なす、紅オクラ、白オクラ、赤毛瓜、アンデスレッド、メークイン、デジマ、ヨーデル、マゼラン、アルタイ彦星、キタアカリ、赤芽里芋、里芋、ヤーコン、黒ピーマン、伏見甘長、紅はるか、パープルスイート、黒田五寸人参、青首大根、三浦大根、米良大根、花かんらん天草一号、木曽紫かぶ、みやまこかぶ、熊本京菜、サラダ玉葱 など

主な出荷先

レストランや地元の幼稚園・福祉施設などへ。また、地に合うものを多めにつくり、季節の野菜を直売所でも販売。個人の方への直接販売も行っています。

つくっているお米

ヒノヒカリ、黒もち米、赤もち米、緑もち米、穂増(ホマシ)、みなみにしき など
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園主 宮本千香子 Chikako miyamoto

1989年熊本生まれ。
大学時代、環境共生工学を研究していたものの身体を壊し帰熊。2015年より熊本有機農業研究会の新規就農者向け研修(少量多品種と養鶏の農畜複合した有機農業を20年余り続けられている百草園さんにて)。その後、自然栽培農家クルンノウエンさんにて研修しながら、つゆくさ農園を立ち上げ。

農業を始めるきっかけ

農業を始めるきっかけとなったのは、自身がアトピーだったこともありますが、大きくは父の癌の発覚でした。思い起こせば、祖父が農業指導員として地域に生きる人で、「食べものを育む」ということが小さい頃から身近であったこともあるかもしれませんが、あるときに出会った「一物全体食(ありのままの姿、食材を丸ごと使用する食事、玄米を食べる、野菜の皮をむかずに使う、根菜でも葉を用いること)のできる野菜」という考えに感銘を受け、また、なにより、有機栽培自然栽培をされている方のいきいきとした生き様に惹かれ、この世界へ入ることを深く決意しました。在るがままに穏やかに楽しく循環共生を志していきたいと思います。

在来種・固定種の種を繋ぐ活動

研修先のお師匠さんの影響から、在来種・固定種の積極的活用や自家採取を行っています。
所属する熊本有機農業研究会では、苗の交換会や勉強会などを開催し、種を残すということの意味や重要性も伝えています。「野菜の花が咲き誇る畑」ただただ、わたしの大好きな風景であり、「実りを味わい、種を採り、種をまく」という先祖が当たり前に紡いできた農のあり方や、循環型の知恵、地域ごとにある野菜の多様性、思いを馳せるときりがありませんが、その生命力あふれる美味しさや魅力を皆さんに感じていただけたら幸いです。